- Roundup
デザインが新たな思考と方法を生み出す。クリエイションギャラリーG8で個展開催の菊地敦己インタビュー
美術手帖 2020/07/06亀倉雄策の生前の業績をたたえ、グラフィックデザインの発展に寄与することを目的として設立された「亀倉雄策賞」。2020年、その第22回の受賞者に選ばれたのがグラフィックデザイナー・菊地敦己だ。この受賞を記念し、東京・銀座のクリエイションギャラリーG8で「菊地敦己 2020」が開催される。同展の展示やグラフィックデザインの果たす役割について菊地に聞いた。
「例えば、チラシなんかで文字を読みやすく組むと、おかしな文章は悪目立ちします。そういった場合は、文章自体を直した方がいい。デザインで隠すのでなく見えるようにして、改善した方がいいですよね。商品パッケージなんかをつくるときも同じです。商品の問題は、商品を直さないと良くなりませんから。」(本文引用)こうした姿勢は、デザイナーに限らず大切です。