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アートの視点がこれからの医学教育を変える? 対話型鑑賞で鍛える「みる」力
週間医学界新聞第3379号 2020/07/21近年のアート教育で対話型鑑賞という手法が注目を集めている。本手法は作品に関する知識偏重のアート教育への疑問から1980年代に米ニューヨーク近代美術館(MoMA)で開発された,参加者同士の対話による気付きや感じ方を重視した鑑賞法である。総合診療医・森永康平氏はこの手法に着目し,医学教育で不足しがちな言語化能力や観察力などの向上をめざして,医学部で対話型鑑賞の授業を開講するなど普及に取り組んでいる。
本座談会では森永氏を司会に,日本への対話型鑑賞導入の第一人者である福のり子氏,看護学部で対話型鑑賞の授業を行う伊達隆洋氏の3氏が,医学教育における対話型鑑賞の意義や可能性を語り合った。
この「対話型鑑賞」と言うモデルは、美術教育の現場のみならず、本記事のように医療の現場やビジネスの現場でも重要視されています。みる→考える→話す→聴くを繰り返す過程の中で、様々な気づきを深めていきます。