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イーサリアムよりはるかに高速だと主張するトップ暗号資産投資家たちに人気のブロックチェーンプラットフォーム「Solana」
TechCrunch 2021/05/17Solana(ソラナ)は、暗号資産(仮想通貨)コミュニティの外ではまだ知られていない。しかし、コミュニティ関係者は、このブロックチェーンプラットフォームをさまざまな理由で興味深いものと考えている。その最初の理由が、創業者である好人物のAnatoly Yakovenko(アナトリー・ヤコヴェンコ)氏だ。彼はQualcomm(クアルコム)で無線プロトコルに携わるエンジニアとして十数年を過ごし、数年前にサンフランシスコのカフェで2杯のコーヒーと1本のビールを飲んだ後に、ひらめきを得たのだと語る。
彼のアイデアは、ピア・ツー・ピアシステムであるブロックチェーンにおいて、決定を行うための「コンセンサス」を迅速に行うために、履歴情報を構成するというものだ。現在、多くのブロックチェーンでは、参加者が数学的なパズルを解くことでコンセンサスが得られている。このメカニズムは「proof of work(プルーフオブワーク)」と呼ばれている。こうしたパズルを解く者(マイナー、採掘者と呼ばれる)は、その努力に応じて暗号資産で報酬を得るが、そのプロセスは、Bitcoin(ビットコイン)の場合は何時間もかかり、Ethereum(イーサリアム)の場合は何日もかかって、非常に多くのエネルギーを必要とする。このためBitcoinもEthereumもあまり拡張性がないことがわかっている(Bitcoinが化石燃料に大きく依存していることは、Elon Musk[イーロン・マスク]氏が今週初めに、Tesla)が電気自動車の支払いにビットコインを受け付けなくなった理由として挙げたことの1つだ)。